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山本 風海; 金正 倫計; 小栗 英知; 林 直樹; 山崎 良雄; 内藤 富士雄*; 吉井 正人*; 外山 毅*; 五十嵐 進*; 發知 英明*
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J-PARCでは、3GeVシンクロトロン(RCS)が中性子実験、主リングシンクロトロン(MR)がニュートリノ実験および原子核実験に向けて大強度ビーム運転を継続している。RCSでは設計出力である1MWに対し、現在は750kWでの連続運転を行っている。MRは750kWの設計に対して、515kWでの運転を行っている。加速器の安定性向上に向けた高度化の成果により、近年では実験ユーザーに向けてRCSは95%程度、MRは90%程度の稼働率を達成している。RCSでは1MWでの連続運転試験も実施しており、その結果から、外気温及び湿度の上昇する6月以降に1MWで連続運転するためには、冷却水システムの性能改善が必要であることが判明した。これに関しては、2021年度の夏季に熱交換器の洗浄を行い、性能回復を図っている。MRでは、更なる大強度化のために、加速器の運転周期を短縮する改造が進められている。2022年5月までに改造を終え、6月にビームを用いた試験を行う予定である。